1.また…梅雨かあ
梅雨本番になり、毎日まいにち、雨☔️
地域にもよりますが、湿気が70%以上と高くなり、家の中もじめじめとし、快適に過ごすことが出来ませんね…( ´△`)
この梅雨時期には何だか気持ちが沈む、、、
頭が痛い、イライラする、眠れないなど不調が出て来てしまいます(◞‸◟)
今回はその不調の理由を知って頂き、少しでもその不調を管理栄養士の立場から和らげて行けたらと思います(^ ^)
2.梅雨に体調不良…どうにかしたい
①なぜ?
まず気圧には高気圧と低気圧がありますが、高気圧が近づいて来ると晴れ間が多くなり、低気圧が近づいて来ると雨が多くなりますよね(^^
雨や晴れといったこの気圧の変化に対して、私たちの体は自律神経により整えられるようになってます…
しかし梅雨時期はこの外部環境の変化が激しいので、調整の対応が追いつかず、自律神経が乱れ、頭が痛くなったり、眠りが浅くなったり、イライラしたりと体調を崩しやすくなります( *_* )
②ホルモンも関係してる
実は眠りが浅くなるのもこの時期の特徴のひとつです。
睡眠を誘発してくれるホルモン、そう、メラトニン!このホルモンは、朝日をしっかり浴びることで夜になると分泌量が増え、睡眠を誘発してくれます。
しかしこの時期晴れる日が少ないので、メラトニンが分泌しにくくなり、梅雨時期は不眠で悩み、睡眠不足の方が増えます!
更に雨の日が多いので、日照時間も少ないので、幸せホルモンのセロトニンの分泌量も少なくなり、イライラしたりと感情が安定しにくくなります(◜०﹏०◝)
③新しい体制
不調が出やすいこの梅雨時期と、、、
今年はコロナにより仕事や学校が開始となる時期がかぶってしまいストレスがマックスに!
仕事が再開し、学校も始まり、コロナの対策をしながらの仕事、勉強にも慣れず何だか心が疲れている。何だかストレスが溜まってる方が多いことと思います。
初めてのことには経験で何とか出来ないので、人は順応するのに時間がかかります。この順応の差が人によってはかなりのストレスになるのです!
学校へ行っても距離を保つ為に友達と仲良く話し難い、楽しい行事も中止と、楽しみが縮小されてます。これは大人でも同じですよね(。>ㅿ<。)
コロナにより思っている以上に心が疲れてしまっていることに自身でも気づいて行きましょう。
④自律神経とは
外部の変化に対応してくれる自律神経について少しお話ししますね。
この自律神経は人の意識や意思の影響を受けず自動的に働き続けてくれます。この自律神経には、2つの神経から成り立ってます。
皆さんも聞いたことあるよって言って下さると思いますが、
【交感神経】と【副交感神経】の2種類の神経から構成されてます。もう少し詳しくお伝えすると、
交感神経の働きが上がると、心身ともにアクティブな状態になります。例えば、血管が収縮し、血圧が上がり、気分も興奮し、積極的に前向きになります。
一方副交感神経の働きが優位になると、体はリラックス状態になります。具体的には、血管も適度な状態で緩み、血圧は低下し、気分も落ち着いて、とても穏やかな状態になります。
この正反対の神経のバランスがとても大事です!
なぜなら副交感神経が優位になり過ぎて、ずっと緩んでばかりいたら…何もできなくなちゃいますもんね。笑。
ということで、この2つの神経が共に高いレベルで活動し、両方のバランスが整っている状態が最高です!!
3.乱れた自律神経…整えましょう
ではこの不調を和らげる為に、自律神経をどうすれば整うのか?
多かれ少なかれ、交感神経が優位になっていることが多い今、いかに副交感神経を上げていくかがポイントになります。
色々ありますが、今回はとっておきの2つお伝えして行きますね(^^♪
①ホルモンと自律神経の原料をチャージ!!
そう!タンパク質を毎食摂りましょう(⌒▽⌒)
タンパク質には大豆製品のような植物性タンパク質と、お肉、お魚、卵など動物性タンパク質があります。
もちろん植物性タンパク質も体には良いのですが、含まれている必須アミノ酸の種類や量から見ると、やはりホルモンや自律神経の原料としては、動物性タンパク質をより積極的に取るのがお勧めです。
お肉を食べると、元気になった、やる気がみなぎって来たと感じたことありませんか。これはあながち錯覚ではないと思います。
あの瀬戸内寂聴さんもお肉大好きで。笑。
お年寄りでも長生きされている方を調査すると、お肉好きやお魚好きの方が圧倒的に多いです!
このことから、良質な動物性タンパク質が自律神経の働きを高め、心身を健康に保つホルモンの分泌を良くしてくれている一つの証だと思います。
ただし、動物性タンパク質の部位によっては脂が多く、その脂を多く摂りすぎると動脈硬化になってしまうので適量が大事ですね(><)
厚生労働省が出してる食事摂取基準2020では、タンパク質の推奨量が女性は18歳以降一律50g/日です。
以前は男性も一律60g/日でしたが、2020年版では少し改定があり、
18歳〜64歳の推奨量は65g/日、65歳以降の推奨量は60g/日と定められてます。
この量のタンパク質を摂取するには、毎食タンパク質を多く含む食品をこぶし1つ分から1つ分半ぐらいは摂って頂きたいです。
②交感神経を抑えてくれるミネラルをチャージ!!
2つ目は交感神経の興奮を抑えてくれるミネラル2つを積極的に摂り入れましょう!
まずカルシウム!
皆さんご存知のようにカルシウムは骨を作る主成分ですが、実は神経にも含まれていて、カルシウムは興奮を抑えてくれます。
実は心臓が動くのも、カルシウムが細胞に信号を送ってくれているから動けているのです。カルシウムなくしては、私たちは生きられないんですよ。
カルシウムは乳製品、大豆製品、海藻類、魚、ゴマ、乾物製品に多く含まれてます。
次にマグネシウム!!
マグネシウムも同じく交感神経の興奮を抑えて自律神経を安定させてくれます。
これらミネラルも上手に補給して行きましょう。
例えばおやつにアーモンド5粒/日食べるのも手軽にマグネシウムが摂れるので良いですね!
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4.梅雨の不調よ…退散!
何だかこの時期、体や心に不調を感じるのは決してあなただけではありません。その不調は梅雨のじめじめ時期に大きな原因があります。
またその時期と仕事や学校の再開が同時だった為に、体に影響が大きく出てしまっているのが今回の特徴だと思います。
でもそれは気圧にもよるのもひとつの理由です。理由がわかると少し安心して頂けたのではないでしょうか。
何事も理由がわからないままが一番不安ですものね。今回お伝えした整え方により少しでも今の不調が和らぎます様に。
沖縄ではもう梅雨が開けたようです。
梅雨が開けると、夏本番。去年よりきっと厳しい夏が到来しますね。
皆さまと一緒に元気にこの夏も乗り越えて行きたいと願ってます。気持ちを明るく、『笑(わ)ライフ』に過ごして行きましょう。
『夢咲笑ライフ』続くよどこまでも(◍•ᴗ•◍)♡♬